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2024.12.13

SFC生が2024年度グッドデザイン・ニューホープ賞「最優秀賞」「優秀賞」受賞、「入選」に選出

2024年度グッドデザイン・ニューホープ賞にて、松井 晴大さん(総合政策学部4年)・板谷 勇飛さん(環境情報学部3年) ・猪村 真由さん(看護医療学部卒業)3名の「入院している小学生を対象にしたあそびのスターターキット『アドベンチャーBOX』」が「最優秀賞」、田中惇敏さん(政策・メディア研究科後期博士課程3年)の「コレクティブインパクトプラットフォーム" コソダテノミカタ"」が「優秀賞」を受賞しました。(※学年はいずれも応募時)

グッドデザイン・ニューホープ賞は、公益財団法人日本デザイン振興会主催で、将来のデザイン分野の発展を担う新しい世代の活動を支援することを目的とし、2022年度に新設された賞です。2024年4月1日現在で個人またはグループの全員が日本国内の各種専修専門学校・大学・大学院に在籍しているか、2023年6月1日以降に卒業・修了した者を対象に、作品が募集されました。
日本全国から606件もの作品が寄せられ、厳正な審査から94件が受賞しました。SFC生からは最優秀賞1組、優秀賞1組、入選5組の受賞となりました。
2024年12月7日に優秀賞8組により行われた最終プレゼンテーション審査の末、松井さん、板谷さん、猪村さんが最優秀賞に選ばれました。

【グッドデザイン・ニューホープ賞 最優秀賞】

「入院している小学生を対象にしたあそびのスターターキット『アドベンチャーBOX 』」

猪村 真由(看護医療学部看護医療学科既卒)
板谷 勇飛(環境情報学部3年)
松井 晴大(総合政策学部4年)
飯島 百々葉(埼玉大学教養学部教養学科)


入院している小学生を対象にしたあそびのスターターキット「アドベンチャーBOX」

【グッドデザイン・ニューホープ賞 優秀賞】

「コレクティブインパクトプラットフォーム" コソダテノミカタ"」

田中 惇敏(政策・メディア研究科後期博士課程3年)
「コソダテノミカタ」 田中さん

受賞者のコメント

2012年・大学1年の春、初めて被災地に入った私が最も衝撃を受けたのは、津波で押し流された街並みでもなく、震災に負けじと立ち上がる被災者の姿でもなく、我こそはという支援者同士のいがみ合いでした。
なぜみんな同じ復興という目標があるのに、手を取り合えないのだろう。その時から、私の協働のデザインは続いています。
井庭研に博士課程として入り、先生や同輩にご指導いただく中で、海外で着目されているコレクティブ・インパクトについて知ったのが3年前。それまで、4年の休学を経て10年間被災地に居続けて悩み続けていた私は最初正直半信半疑でした。 それから現在までの3年間も、地道に関係者に説明し、の策定に半年以上かかるなど決して楽な道のりではありませんでしたが、卒業を前にやっと道筋が見えてきたところです。
今回の受賞は決して私だけの力ではなく、気仙沼・大学関連の多くの協力者の皆様と受賞した賞だと思っています。そして、ゴールも受賞ではなく、今後も延々と続く「子育てのしやすさ」を実現することにあります。引き続き気仙沼で研究実践を続け、全国に波及できるモデルに仕上げて参る所存ですので、ご指導ご協力の程どうぞよろしくお願い致します。

コレクティブインパクトプラットフォーム"コソダテノミカタ"
2022年度の入選作品「自走する建築ストック」

【グッドデザイン・ニューホープ賞 入選】

Sand Printing

紀平 陸(政策・メディア研究科修士課程1年)

井戸を掘り、井戸群を楽しむ - 自律分散協調型水供給インフラの整備と普及-

髙部 達也(政策・メディア研究科修士課程1年)

キメラ集成材&WOOD NFT

水野 祐紀(環境情報学部4 年)
野田 元(政策・メディア研究科修士課程修了)

香音歩

榊原 昌和(環境情報学部4年)
藤原 彰大(環境情報学部4年)
森本 結暉ルーク(環境情報学部4年)

ともに生きるケアのための「思考の補助具」

金子 智紀(政策・メディア研究科博士課程3年)
この度、GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2024で「仕組みのデザイン」カテゴリーを受賞できたことを大変光栄に思います。高校時代に感じた個人的な課題意識を、井庭崇教授のご指導のもと、学部から博士課程に至るまで研究として深めてきました。今回受賞したプロジェクトは、SFCでの10年間の学びの集大成となる博士論文の成果を、社会にどう届け、現場で実際に役立ててもらうかを探る新たな挑戦でもあります。この取り組みが評価されたことを心から嬉しく思います。ここまで支えてくださった井庭先生、研究仲間、そしてプロジェクトに関わってくださったすべての皆様に感謝申し上げます。これを励みに、さらに研究を深め、介護分野への貢献を目指していきたいと思います。
ともに生きるケアのための「思考の補助具」


2024年度グッドデザイン・ニューホープ賞 受賞作品

発信元:湘南藤沢事務室 総務担当