政策形成とソーシャルイノベーション(PS)
「知行合一」を体現する先導者を育成する
チェアパーソン 清水 唯一朗 教授
PSプログラムは、高い専門性を手に様々な社会課題に挑み、解決につながる実践知を創造し、社会を先導する「知行合一」のプロフェッショナルをさまざまな分野で育成し、社会に送り出してきました。
現代の社会課題はさまざまな要因が複雑に絡み合い、これまでのように分野ごとの政策や、企業、行政といった単独のセクターでは解決できない状況にあります。少子高齢化と持続可能性、地球温暖化とエネルギー転換、貧困と格差、開発と共生、テクノロジーと倫理といったように、課題は複合的で、時に複数の正義が対立しています。こうした状況を転じて、ひとびとが安心して幸せに暮らせる社会を実現するために、持続可能で実効性の高い社会システムの設計や、制度やサービスの柔軟な運用が模索され、取り組まれています。
本プログラムのメンバーは、机上の分析にとどまることなく、現実の解決に向けたアプローチに踏み込み、徹底的にフィールドワークを行い、利用可能な知を駆使し、時にはアクションリサーチなどの手法も用いて、多角的な視点から解決につながる具体策を見いだしていきます。政府にとどまらず、さまざまな組織の「政策」形成にかかわり、社会・経済システムや技術などさまざまな要素の結合によって新しい価値を生み出し、変革をもたらす「イノベーション」が、このプログラムのキーワードです。
ICTのめざましい発展によって世界中のさまざまな要素がつながり、多様化、複雑化が加速度的に進む現在にあって、ローカルなソリューションとともにグローバルな視野が、また、経済的・技術的な要素とあわせて社会的・文化的な視点が求められます。このプログラムでは、政治、経済、社会をはじめとした他分野で知の創出と実践に取り組む25名を超える多彩な教員が、みなさんとともに課題に取り組みます。私たちとともに研究・教育・プロジェクト実践の相乗効果をつくり、社会を変革する流れを生み出していきましょう。
関連アカデミックプロジェクト
- ネットワークコミュニティ1
- ネットワークコミュニティ2
- メディアとコミュニケーションの法政策
- ヒューマンサービスとコミュニティ
- プラットフォームとイノベーション
- コリアン・スタディーズ
- リーガル・プラクティス
※ここでは本プログラムメンバーが主担当を務めるアカデミックプロジェクトを掲載していますが、多くのプロジェクトはプログラム横断的に実施されています。
メンバーリスト
キャリア・資格等
一般企業をはじめ、起業家、国際機関、公務員、シンクタンク、コンサルティング、ジャーナリズム、教育機関、NPO/NGO など、さまざまな課題の解決に立ち向かうプロフェッショナルを育成します。